117. 2024.12月号 図書館コラム


今回のテーマは

 来年の1月で、阪神淡路大震災の発生から30年になります。このコラムを読まれているお母さん方の中には、幼いころ実際に震災を経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、防災についての絵本をテーマにご紹介させていただきます。ぜひご家族で一緒にご覧いただき、もしもの時に備えていただけると幸いです。

1)もしものとき、どう動く?

『地震がおきたら』

(原案=谷敏行文=畑中弘子 絵=かなざわまゆこ BL出版)

この絵本は、阪神淡路大震災の経験を基に作られました。小学生のけんちゃんとゆうちゃんに、実際に震災を経験したお母さんが「災害が起こったらどうするのか」をやさしく教えます。会話形式で状況がイメージしやすく、初めて読んでみる防災の絵本にぴったりです。

『やさしくわかるぼうさい・ぼうはんのえほん じしん・つなみ どうするの?』

(絵/せべまさゆき 監修/国崎信江 金の星社)

こちらは、『やさしくわかるぼうさい・ぼうはんのえほん』シリーズのうちの1冊です。文章が少なく、『地震がおきたら』よりも小さいお子さん向けに読んでいただける絵本です。はっきりとしたイラストと図解でこちらもわかりやすいです!

2)日々の備えも大事です!

『防災教室 防災グッズがわかる本』

(著者 今泉マユ子 理論社)

 防災グッズを揃えたいけれど種類が多くてわからない、使い方がわからない…とお悩みではありませんか?こちらの本では、防災グッズごとに数種類ずつ、メリット・デメリットを挙げて紹介されているので、ご家族に合わせた防災グッズを揃えることができます!また、給水の仕方やトイレの備え方もわかりやすく紹介されていて、まさに「備えあれば憂いなし」の一冊です。

つくって役立つ!防災工作 水・電気・ガスが使えないくらしを考える

(監修 NPO法人プラス・アーツ 学研プラス)

 災害時、新聞紙や段ボールなどの身近なもので日用品の代わりを作る工作がたくさん紹介されています。小さいお子さんと一緒に工作遊び感覚でできますよ!非常時以外でも、キャンプ等で試してみても良いかもしれません。

3)被災した子どもにどう向き合うか

『地震の夜にできること。』

(文・絵 松本春野 角川書店)

  実際に被災した時、特に小さい子どもは不安な気持ちをうまく表現できなかったり、親の不安を感じ取ってしまったりして、大きなストレスを抱えてしまいます。そんなお子さんの不安な気持ちにどう寄り添えばいいのか、この絵本で紹介されています。物資的な面だけでなく、精神的な面での備えも大事ですね。

終わりに

 今回は、お子さんと一緒に読んでいただけるような児童書を主にご紹介しました。他にも、新長田図書館では防災に関する大人向けの本(一般書)を多数所蔵しています。

『全災害対応!子連れ防災BOOK(NPO法人ママプラグ著 祥伝社)では、親子で被災した方々の実際の経験談を基に、どう防災・災害対策をすればいいのかが紹介されています。また、高齢者と避難、ペットと避難…など、様々な場面に合わせた防災関連の本もありますので、ぜひ一度図書館にてご覧ください。皆様のご来館をお待ちしております

            

神戸市立新長田図書館

大内 恵